なすの小話あれこれ集
なすに関するあれこれ情報です。(冬春なす主産県協議会冊子より)
さまざまな謎にせまーる!
「秋なすは、嫁に食わすな。」 なすが美味しくなるシーズンによく言われる俗諺(ぞくげん)です。
姑じゃッ
「小ぶりで実がひきしまったうまい秋なすを嫁なぞに食わせられるか」という姑根性か?
それは間違い。「なすは体を冷やすので、この冷気ただよう秋に大切な嫁に食べさせるわけにはいかない
体を冷やして子供が産めなくなってしまう」
と言う姑のありがたーい親心と言う説が有力であーる。
「一富士・二鷹・三なすび」 なぜ初夢になすなのか?
初夢にこのいづれかが登場するとその一年は縁起が良いと言う、ご存知初夢大吉のお話。
実は、駿河富士、鷹狩、なすびは、いずれも家康の大好きなさぞ縁起の良いものだろうと言うもの。
また、一説では、日本一高い富士、空高く舞う鷹、高価な初なすと高いものずくしで上昇気運にかけたものとも。
家康が好きで有った事は事実で、毎年四月には、駿河の国からなすが献上され、これが後の”初なすの将軍献上”につながったとか。
「なすのルーツはどこだー?」 なのだー
”なす”のふるさとは、インドのベンガル湾からマレー半島にかけての地域で、有史以前から栽培されていたと言われています。
その後五世紀に中国へ、さらに十三世紀にヨーロッパへと広がりました。
わが国には八世紀頃に伝わったとみられています。
当時、この舶来の野菜は高貴な人だけが口にでき、「本草和名」(ほんぞうわみょう}と言った書物の中に「茄子」の文字が
見られます。 読みは「奈須比」(なすび)です。
インドで生まれた゛なずは、今では世界中にひろがり各国で栽培され、品種改良も加えられ、形や大きさの異なる
様々な”なす”となったのであーる。
ご存知ですか?なすの実力
最近おもいっきりテレビで、みのもんた氏の健康に良い御進め食材がたくさん出て来ます。
当然その中で「なす」も良く見うけます。
「なす」が大変健康に良いと聞き、おもわず私も八百屋さんへ買いにいっちゃおーかなーって考えるほどです。(うそですウチのなすを食べます) そこでっ、なすの紫色に秘められたパワーを一挙公開!
赤ワインやココアに「ポリフェノール」が含まれていて、ガンを予防すると言われるのは
有名ですが、「茄子紺」と言われる゛なす゛特有の紫色にも「ナスニン」(アントシアニン系色素)と言うポリフェノールの
一種が含まれているのです。
なぜガンの予防効果があると言われるかに
付いては、坑酸化物質であるポルフェノールが
ガンの引き金になる活性酸素の働きを抑制
するからです。
それに加えてポリフェノールには、血管を綺麗にして高血圧や動脈硬化を予防する効果があると
言われています。
なすの場合、このポリフェノール(ナスニン)が
紫色の皮の部分に多く含まれていて、なすを
美味しく、美しく見せるだけでなく健康にも
大いに貢献しています。
また、漬物に鉄くぎなどを入れる習慣にはナスニンが、鉄イオンと結合して色良く仕上がるだれでなく
色素を安定させることにより、ナスニンをより多く
摂取出きる効果があるのです。
この他なすには、なす科特有のアルカロイドと言うガン細胞の増殖、腫瘍の成長を抑えると言われる物質も含まれます。
最後になすは、ポリフェノール、アルカイドなどの様々な働きにより、低カロリー野菜と言うだけでなく、人間の健康を守る上でも
大きな力を発揮します。オッホン
目がまわるー