3.ヴォーバン地区

1992年フライブルグ市南端の38haのフランス軍基地跡地「ヴォーバン」がドイツ連邦に返還され、市は連邦からこの地区を買い受けた。これをきっかけにこの地区を持続可能な地区にしたいという市民が「フォーラム・ヴォーバン」というNPOを設立し、市議会は2006年までに5000人分の住宅2000戸と600人分の雇用を提供する事業所をもつ「緑の地区」に決定し、市と「フォーラム・ヴォーバン」が共同で推進するモデル地区は、EUの環境計画「ライフ」の助成を受けて街づくりを行っている。

すでに計画は着実に実行されており、路面電車も2006年までに開通する予定である。(我々の訪問ではバスでの移動だった。)

まず、驚いたのはそこに住む住民用の4階建ての駐車場が地区の入口にあった。必要以外は地区内への自家用車の乗り入れ禁止で、今流行りのインラインスケートで子供達が自由に道を走り回っていたことだ。また、自動車の速度も30キロ以下と規制されていた。

各家は一世帯だけが住む一戸建てはエコロジカルでなく、大きな建物に多くの人が
共に住むほうが、一人当たりの資源や暖房エネルギーの消費は少なくなるとの考えで4階建てのマンションか連続ハウス(隣同士が壁だけ)であり、一つの建物を共同で計画して建て、中には建築作業も自らすることによって建築費をうかす人もいる。

又、真空トイレを備え、発酵されて出るメタンガスを調理用エネルギーとしていたり、もちろん、ソーラー温水器・ソーラー発電装置は多くの家に設備されていた。

又、後述するレギオカルテを頂こうと通訳の岸さんの友人宅を訪ねたとき、省エネライト(後述、市から1個だけ無料配布)に自作の笠がつけられていたのが印象的だった。

 




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