8.行政組織

フライブルグ市については環境・教育・スポーツを担当部長のフランシスコ・ブレイヤーさんにお話しを聞いた。

フライブルグ市は大市長のもと環境市長がおり特に大学・企業との連携・研究によって共に発展してきた。その中でも3つの環境政策が柱である。

@ エネルギー政策:原発による電力供給からの脱却をコンセプトにエネルギー  供給の地域分散化、つまり地域自家発電
A 交通政策:公共交通機関を充実・拡張する一方、自動車利用を非魅力化する  ことをコンセプトにしている
B ゴミ政策:再利用・再資源化可能ゴミの分別回収とリサイクル化や公共の催しでの使い捨て容器の禁止をコンセプトとし、回避・リサイクルできない残留ゴミについて、生物分解処理施設を建設中である

以上三点が柱ではあるが、我々の疑問点には以下のように答えてくれた。

学校教育について、省エネに取り組み、学校の努力によって管理費のうち浮いたものについては学校に贈呈し設備投資などに使ってかまわない。(トイレ・センサーなど)又、小学校一年生には銀行がスポンサーとなって弁当箱と水筒が配布される。

環境教育については、環境を「複数教科を結ぶテーマ」として理科・社会・体育・国語など多面的な角度から、いわば「横切り」にして取り上げている。

例えば「私たちの朝食は何キロメートル旅をしてくるか」というテーマを先生が提示し子供達が独自にどれだけ運ばれてくるのか、排出される二酸化炭素はどれくらいか等を調べ計算し、比べて自分達の食生活を見直す作業がおこなわれたりする。

ドイツでは教師自体にかなりの自由裁量の余地があり、環境を省いてしまう教師も中にはいるという。しかし、文部省は「教育は上から強制的に行われることではない、こちらでできるのは良い条件を整えてあげることである」とあくまで教師の自主性を尊重する姿勢を貫いているという。

一般市民へはディポジット制度の導入を促進すると共に本当にどの形態で商品を提供するのが環境に1番優しいか常に研究している。

例えば牛乳であるが@テトラ紙パックAチュウブB瓶本当にどれがよいのか決まっていない。移動距離50km以内だったら瓶が1番いいのだそうだ。

又、一般家庭には前述のように省エネ電球のクーポンを1戸に1枚配布し節電と環境に協力いただいている。

開発については60%が森林ということもあって建設プランはかなり厳しい。
1uあたり5マルク(2.5ユーロ)を支払わなければならないし、共同の緑地を市に提供しなければならないなど環境に配慮したプランを市(特に交通局)との共同で製作しなければならない。

フライブルグの街はかつてイタリア・オーストリア・フランスになったこともありそんな中で培われてきた住民の知恵と勇気が今日の環境先進都市を支えているという。

 

 




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