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易しい仏教講座

第18回 禅定(ぜんじょう・・・六度の5番目)

禅定とは、集中力を持った静かな心を意味するとともに坐禅そのものを指す言葉でもあります。

お釈迦様は29歳のとき王子という身分を捨て、きれいなおきさき様とかわいい息子を残して出家なさいました。そして6年間、それまで誰もがしなかったような難行苦行を続けられましたが、ついにおさとりに到達することはできませんでした。

そしてついに命を捨てることにしかならないと判断され苦行を捨てられたのです。そして、菩提樹の木の下で、おさとりが得られるまでは決してこの席を立たないと誓って坐禅をはじめられたそうです。

おさとりに到達するための最後の方法として選ばれたのが坐禅でありました。おシャカ様自身が、この仏教講座の第14回以降、つまり布施持戒忍辱精進とたどってきて禅定にたどり着いたのだというふうな不思議な感じを持っています。不遜な考えですかねぇ。 


 ところで外から見て静かに見えるものは、実は大変な運動をしていることがよくあります。アヒルは水の中では忙しく足を動かしていますし、高速で回転すればするほど、こまはより安定して、止まっているように見えます。禅定も案外そんなことに近いのかもしれません。