平成19年5月号
久昌通信136号
春らんまんの4月は、7日の市の仏教会主催の花まつり、8日の観音石像の除幕法要、また28日の久昌寺総代会に向けての様々な準備、その開催など、めまぐるしく過ぎて行き、身の回りの花の華麗さを楽しむ気分の余裕もなかったような気がします。
そんな中での新年度のスタートとなりましたが、関係の方々どうぞよろしくお願い致します。
観音石像除幕
このお彼岸中に久昌寺の山門横にお迎えした観音石像の除幕法要が、4月8日の日曜日におこなわれました。
その法要の準備のための時間も十分取れず、いささかあわただしい除幕法要でありましたが、朝早くから80名ほどの人が久昌寺山門前の広場に集り、その人々が見守る中、おごそかに除幕の法要が挙行されたのです。
午前九時過ぎに、石像を覆っていた純白の布が取り払われた時には、それまで曇っていた空が晴れわたり、光が降り注いで来て、久昌寺を護持してくださる観音様のこれからを暗示しているようでもありました。
法要前には石像正面への石段も設置・整備し、観音像にふさわしい体裁が出来たと感じています。
これからも、順次、観音石像周辺の整備が進められてゆくことでしょう。
石像の呼称も『きゅうしょう観音』の名前で(漢字よりひらがなのほうがよさそう)総代さん方のご賛同も頂戴いたしましたので、その呼称の石の表札(と言うべきか)を石像の横に建立する予定です。
もちろん『きゅうしょう観音』は久昌観音であり、観音様が『久しくさかえ』、お寺が『久しくさかえ』るようにという願いを込めた呼称です。
先月ご紹介いたしましたように、観音様は合掌したお姿です。
久昌寺の山門前を行き交う人々をいつもおがんで見守って下さっています。
そして行き交う人々はその観音様の姿を仰ぎ、こうべを垂れて、両手をあわせる。
その人々それぞれの心の中には仏性(ぶっしょう)がある・・・。
まさに『仏が仏を念ずれば…』(妙心寺発刊、勤行聖典より)の世界が久昌寺の門前に現出し、繰り返されているのです。
*この通信の投稿記事、ご意見、ご感想などいつでも募集しております。郵便ででもなんでも結構ですので、ご連絡をお寄せください。お願いします。
久昌通信136号うら
先月お知らせしましたように、3月8~9日の本山・妙心寺への団参に参加なさった宇藤木の齋藤さんから、報告記事を頂戴いたしました。ここに掲載させていただきます。(澄明)
本山.妙心寺団参と春の京都の旅に参加して
久昌寺総代 齋藤昭郎
私の大本山妙心寺団山は、誠に恥ずかしながら2回目でありました。
初回は平成元年4月18日義父の3回忌を終えた後でした。
すでに遠い記億として忘れられ初回の団参と全く変わらぬ参加気分でした。
今年は暖冬と言われ3月に入り温暖になりましたが、天候が急激に風の強い寒い日となった3月8日、野村交通のマイクロバスにて京都に出発しました。
参加者18名(敬称略)
豊岳澄明和尚、余傳福正、余傳琢磨、大賀栄、齋藤昭郎 大賀正敦 藤原義章 大賀忠彦 山本賀夫 長安修 藤原貞子 北川圭子(以上久昌寺関係)豊岳慈明和尚 北条英二 小橋甲三 小西信邦 小西梢(以上豊昌寺関係)木村健一(中原三法堂)
団参と見学の行程
3/8 *12:25~13:15 八つ橋庵と刺繍館(ししゅうやかた)にて昼食をいただきました。
*13:45~15:00 二条城(世界文化遺産)本丸御殿見学
総面積27万5千㎡建坪1357坪.棟数55部屋数33.畳数800余畳の桃山時代武家風書院造りと狩野派の襖絵など豪華さに驚嘆しました。御殿内は撮影禁止となっていたのが残念でした。
将軍慶喜の大政奉還決定した部屋など歴史を学びましたが、広大な廊下、庭園を歩くのに歩行が大変で体力の低下を痛切に感じました。
*15:40~16:40 金閣寺(世界文化遺産鹿苑寺)
きらびやかな金閣寺と庭園をカメラにも納め、本日宿泊する妙心寺にむかいました。
*17:00 妙心寺.花園会館到着竜泉庵参詣
広大さに驚きながら妙心寺内にある竜泉庵に参詣し諷経(ふぎん)と法話を戴き宿舎の花園会館に入る。
*花園会館一泊 上品で清楚な食事を戴き同行の方々と交流が図られ非常に良い宿坊の一夜でした。同室になりました大賀正敦、藤原義章のお二人に感謝申し上げます。
*妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山、広大な境内に山門.仏殿.法堂(はっとう).方丈などと47院を数える塔頭は、壮大な景観を形作っています。
3/9 起床6:00 集合6:30
*7:00妙心寺大方丈での法要(団参誠経)参加
早朝清らかな気持ちで、荘厳な読経のあと東海大光(とうかいだいこう)管長様の法話を戴きました。
東海大光管長様法話の要旨
再来年が妙心寺開山無相大師650回忌にあたります。大師は「そのもとをつとめよ」のお言葉を示されました。そのもと(根本)とはすなわち根っこであります。葉や枝を辿れば幹にあたり、幹を辿れば根っこに行き着きます。根っこは目には見えませんが肝心かなめの大事なもの、それを探ってゆこうという気持ちを忘れてはなりません。と法話を戴き、最後にお願いとして「若い人に先祖や仏を拝むということ を教えてやって貰いたい」と「『無相大師650年遠忌大法要』に是非お詣りに来ていただきたい、とのお言葉でした。
*朝食後、昨年のNHK大河ドラマにも出ました土佐山内家の一豊(かずとよ)、千代のお墓のある大通院に参詣しました。
*10:00妙心寺出発 敬虔な清々しい気持ちでお別れしました。
*10:50~12 :00 清水寺参詣
いままで数回に亘り清水寺に参詣していますが、駐車場から寺院までこれほど距離があるとは思いませんでした。自分の年齢と体力の低下、脚力の弱さを昨日に続いて知らされました。
それにしても澄明和尚はご不自由なお足でありながら全行程を、お元気に歩かれ本当に感銘しました。皆さんに遅れまいとついて歩くのに懸命な私でした。
*昼食をホテル東山閣でとり一路帰途につきました。
*車中談話同行の方々との車中や宿泊を通じ何かとお話が出来、楽しい団参の旅でございました。
再来年の開山無相大師650年5遠忌法要には、地域の方々と一緒に大本山妙心寺にお詣りいたしたいと思っています。