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禅定(ぜんじょう・・・六度の5番目) 六波羅蜜の5番目が『禅定』です。 禅定とは、集中力を持った静かな心を意味するとともに坐禅そのものを指す言葉でもあります。 お釈迦様は29歳のとき王子という身分を捨て、きれいなおきさき様とかわいい息子を残して出家なさいました。 そして6年間、それまで誰もがしなかったような難行苦行を続けられましたが、ついにおさとりに到達することはできませんでした。 そしてついに、苦行は命を捨てることにしかならないと判断され、苦行を捨てられたのです。 そして、菩提樹の木の下で、おさとりが得られるまでは決してこの席を立たないと誓って坐禅をはじめられました。 おさとりに到達するための最後の方法として選ばれたのが坐禅でありました。 おシャカ様自身が、布施-持戒-忍辱-精進とたどってきて最後の集大成として禅定にたどり着いたのだと私は考えています。 白隠禅師坐禅和讃の一節を紹介しましょう。 …それまかえんの禅定は称歎するに余りあり。布施や持戒の諸波羅蜜…(中略)…みなこのうちに帰するなり(後略) ところで外から見て静かに見えるものは、実は大変な運動をしていることがよくあります。 優雅に見える白鳥は、水の中では忙しく足を動かしていますし、高速で回転すればするほど、こまはより安定して、止まっているように見えます。 禅定もそれに近いと言えるでしょう。 |
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