久昌通信増刊号(平成21年4月15日号)
先住明秀和尚遷化
住職謹白
二月一日、久昌寺先住職・豊岳明秀が遷化(せんげ)致しました。享年八十八歳でございました。高齢とはいえ、予想しない突然の旅立ちでしたので、動揺してしまい、各方面の方々に大いにご迷惑をお掛けし反省しております。いよいよしっかりしなければ、と覚悟を新たにしております。 禅僧が亡くなったときは、死亡とか死去などの言葉を使わず遷化(せんげ)と申します。場所を遷(うつ)して、人々を教え導き教化(きょうけ)に励みなさい、ということです。息をしなくなっても教化する立場が終わることはありません。
納骨の前に、本山妙心寺より再住職(さいじゅうしょく)の法階をいただくことができましたので、これからは
特贈再住妙心久昌二十世玉峰秀禅師大和尚
と呼ばせてもらうことになりました。ここにご報告致します。
明秀和尚遷化に際し、大本山妙心寺、無相教会(花園流ご詠歌)本部より弔詞(弔辞)を頂戴しました。また津送(しんそう・葬儀)のとき、久昌寺檀頭(総代長)の余傳福正氏に弔詞を読んでいただきました。ここに謹んで掲載させていただきます。
本山妙心寺 弔詞
本日當山玉峰秀和尚の津送を営まれるに当たり謹んで弔意を表します
師は夙に令法久住の念篤く住山以来孜々として寺門の護持と檀信徒の教化に盡瘁せられその功績著しく更に師に待つものが多大でありましたが溘焉として遷化せられましたことは洵に痛惜の至りに堪えません
茲に恭しく弔儀を虔備しもって哀悼の意を表します
平成二十一年二月四日
妙心寺派管長東海大光 印
無相教会本部 弔詞
山陽教区久昌寺先住職故豊岳明秀殿
師は本派無相教会の趣旨を体し永年にわたり花園流詠歌和讃の普及に寄与されその間薬師如来御和讃御詠歌並びに慶祝御和讃の作詞を手掛けられ会員の指導向上及び教会の発展拡充にご尽力されました
その功績は誠に顕著なものがあり指導者として他の範となるところ多大でありました然るにこの度卒然として遷化せられ誠に痛惜の至りに堪えません
茲に謹んで哀悼の意を表します
平成二十一年二月四日
花園流無相教会総裁東海大光 印
余伝福正氏 弔詞
久昌寺第二十世豊岳明秀和尚様に檀信徒を代表し謹んでお別れのご挨拶を申し上げます
本日こうして明秀和尚様をしのび弔辞を捧げることとなって誠に残念で惜別の情にたえません
明秀和尚様は二週間ほど前に入院ご療養中のところ二月一日に容態が急変し医療関係者の渾身のご尽力にもかかわらずご家族に見守られながら八十八年の尊い生涯を閉じられました
ここに深く哀悼の意を表しますとともに奥様住職様はじめご遺族の方々に心からお悔やみを申し上げます
明秀和尚様はその父上の第十九代和尚様が若くして遷化されたため久昌寺の法灯を守るのに大変なご苦労を重ねながらお寺の住職として檀信徒を教え導いて来られました
私ども檀信徒一同にとっても閑栖和尚様ご急逝の報は言葉にできないほどの衝撃です
しかしこれからも閑栖様が微笑みを浮かべながら私ども檀信徒をずっと見守ってくださることを確信しております
私どもを教え導いてくださったことに心より感謝申し上げ弔辞といたします
久昌寺檀頭 余伝福正