アカマツ
 北海道南部から南西諸島に分布している常緑高木です。和名は、幹が赤褐色をしていることによります。別名は、クロマツが男性的なことからオマツに対し、アカマツは、メマツと呼ばれています。私たちの住む岡山県の県木にも指定されています。アカマツと言うとマツマケを思い浮かべる方も季節柄多いと思いますが、国内産は、なかなか口にすることができません。以前は、深山公園でも採れたと言う話を聞いたことがありますが、最近採れたと言う話は聞いたことがありません。文明や科学が発達しすぎたしっぺ返しかも知れません。アカマツは全国的に減少方向で、主な原因としてマツノマダラカミキリによってマツノザイセンチュウが運ばれ、その線虫がマツを枯らします。これがいわゆるマツくい虫です。効果的な対策を待ち望みます。クロマツとともに、一級建築材のほか、いろいろ利用され日本人に好まれる樹種ひとつではないでしょうか。【花言葉】日本には花言葉はありませんが、イギリスでは「同情」「あわれみ」、ギリシャでは「大胆」「冒険」

マツ科・自生種・深山一円