カイヅカイブキ
  朝夕は涼しくなり過ごしやすい時期となりました。深山公園ではハギが咲き秋の訪れを感じさせます。今回は、カイヅカイブキを紹介します。季節感がないかもしれませんが、それは後ほど紹介します。カイヅカイブキは、高さ7〜8bになる常緑高木です。イブキの園芸品種で、自然仕立てにすると巻き貝の形になるところからその名がついたといわれております。一年中濃い緑を保ち生垣、列植、寄せ植えなど和洋式庭園に向いています。また、昭和40年代以降、排気ガスなど公害抵抗性樹種として、工場緑化や街路樹として植栽され一躍脚光を浴び、多くの一般家庭の庭に普及しました。葉は鱗状で先端が鈍頭であるが、強剪定などをすると往々にして針状葉が発生することがあるので、はやめに切除することが大切です。今回カイヅカイブキを紹介した訳は先日私の大好きなナシが玉野でも収穫が始まったということが新聞に掲載されていたからです。有名の話でしょうが、イブキの仲間はナシの赤星病を媒介するので、ナシ園の近くには植えない方がいいです。花言葉はありませんでした。

ヒノキ科・植栽種・自由広場