キウイ
  キウイは中国長江沿岸地方一帯を原産とし、オニマタタビをもとに、ニュージーランドで1900年始めごろから果樹として改良された新しいつる性の落葉果樹です。わが国に導入されたのは70年代で、その普及ぶりはめざましく、奇跡の果樹といわれております。果実は、多汁で甘酸っぱく、貯蔵性が良好なので晩秋に収穫後、追熟され、冬から春先まで店頭に並んでいます。果実の外見が、ニュージーランドの国鳥で飛べない鳥として有名な「キーウィ」に似ていることから、当初、原住民のマオリ族が「キーウィ」と呼称していたのを、後にこれにちなんで「キ−ウィフルーツ」の商品名がつけられ、今では、これが一般名として通用しています。キウイは雌雄異株で、雌株だけでは結実しないので、必ず雄株とセットにして植えて下さい。開花期中にミツバチやアブなどの昆虫の飛来が多ければ、受粉の必要はありませんが昆虫が少なかったり、天候が不順で昆虫の飛来が思わしくない場合などは人工受粉をして下さい。花言葉は、ありませんでした。

マタタビ科・植栽種