クロガネモチ
  東北地方南部以西に自生する常緑広葉高木で8〜10bぐらいに育ちます。和名は枝や葉がややくろずむためについたといわれ、モチノキの樹皮をはいで鳥黐(とりもち=鳥類を捕獲するために用いる)を作ったために、クロガネとモチが一緒になって名付けられました。「苦労せず金持ちになれる」とのごろあわせから庭木などによく使われており縁起の良い樹種です。別名のアクラも、あっという間に倉が建つというこじつけだそうです。いずれにしてもモクセイ、モッコクと並んで庭木三名木と呼ばれています。萌芽(ほうが)力の強い樹種なので、枝が折れたり樹形の乱れた成木は、主幹を強く切りもどし、ずん胴仕立てにしても意外に風格があります。また、外周の目隠しや生け垣にすることもできます。植え場所は、土質はあまり選びませんが、過湿な場所は避け、水はけがよく、日当たりのよい場所か半日陰地が適地です。半日陰にもよく耐えるので、家の北側でも育ちます。【花言葉】執着・仕掛け

モチノキ科・植栽種・自由広場