クチナシ
  関東南部以西の温暖な所に見られる常緑低木です。渡哲也さんが歌い大ヒットした「くちなしの花」の詞の中にもくちなしの花の 花の香りが旅路のはてまでついてくるー♪とでてくるように、夏の夕暮れにはどこからともなくクチナシの甘い芳香が漂ってきます。つぼみのときは黄緑色で、ねじれらせん状になっています。白い花は夕方に咲き翌朝ぐらいから自然にクリーム色に変わってきます。果実は黄色の染料に使われたり漢方薬にも利用されています。和名は「口無」の意味で果実が開かないことからついたと言われています。迷信にすぎませんが、女の子のいる家では庭にクチナシを植えるなと言われます。それは、「嫁の口がなし」という意味のこじつけです。栽培ポイントは日なたか半日陰で、水はけのよい肥よくな所に植えます。土質は特に選びませんが粘土質は適しません。加湿を嫌いますので高めに植えるのがコツです。深山公園には花も葉もかわいいコクチナシも植栽されています。【花言葉洗練・優雅・とても幸せです。

 

アカネ科・植栽種・サイクリングロード沿い