ムラサキシキブ
   わが国古来の植物のひとつで、北海道南部から南西諸島に分布している落葉低木です。秋に紫色の小さな実をびっしりとつけとても魅力的です。和名は、「源氏物語」の作者紫式部の名をもらったとされていますが、紫の実がびっしりとついた様子を敷実として名づけられた説もあります。スウェーデンの植物学者ツンベリーが世界に紹介したところ、欧米の人々の心をとらえ、英名は、「JAPANESE BEAUTY BERRY」(日本の美しい実)と名がついています。土質はとくに選びませんが、日当たり、排水のよい腐食質に富む肥よくな場所が適しています。植えつけ時期は、2〜3月上旬、および12月頃が適期です。来園者に「庭植えの木に実がつかない」と質問されて調べたところ、せん定時期を間違えて花芽を落としたか、肥料を多く与えすぎたなどが考えられます。肥料過多を避け、春以降は、新しいこずえをせん定しないようにして下さい。【花言葉】上品

クマツズラ科・植栽種・サイクリングロード沿い