ニシキギ

  ニシキギは、日本全国の山野に自生して高さ2〜3bになる落葉広葉低木です。和名は、秋の紅葉が美しい樹木で、その姿が豪華な錦(にしき)の織物のようなところからニシキギ(錦木)と呼ばれております。このようなことから大衆に好まれ、庭木としてもよく植えられています。生け花材料にもよく利用されています。この樹木の最大の特徴は、枝にコルク質の”翼”が出来ますので一目瞭然(りょうぜん)です。薬草として用いられ翼を採取して黒焼きにします。その粉末を飯粒と混ぜ合わせてよく練って、和紙または布に広げてトゲの刺さった箇所に張ると、トゲが浮いてきて抜けやすくなるそうです。果実はシラミの駆除に利用していたため、シラミコロシの別名もあります。紅葉というとすぐにモミジというイメージがあると思いますが、ニシキギも気にしながら散策してみてください。 【花言葉】よい評判

ニシキギ科・植栽種・深山一円