サザンカ
  日本のみに自生する常緑小高木です。晩秋から冬のあまり花の少ない時期の代表種ではないでしょうか。香りはほのかなに甘いにおいがします。単木で見ると寂しげですが、生け垣などの密植に豪華さを感じるのは私だけでしょうか。サザンカを漢字で「山茶花」と書きます。和名は、山茶花(さんさか)が転じた説とツバキの中国名である山茶花を取り間違えた両説だといわれています。サザンカとツバキの違いがわかるでしょうか。花形、花の散り方、雄しべの形などでは、ときに区別のしにくい品種もありますが、決め手は毛だといわれています。子房、若枝、葉柄に毛があるものがサザンカです。花づくり大百科(主婦の友社)によると「サザンカは寒さに向かって咲くので、毛に覆われている」と書かれています。西洋ではサザンカとツバキの区別はなく、両方がカメリア(Camellia)と呼ばれて世界各国で愛されています。【花言葉】赤・謙譲、白・愛敬

ツバキ科・植栽種・自由広場・サイクルロード沿いほか