シラン
  庭に植えてもよく育つ野生ランで、栽培もきわめて容易で陽地、日陰をとわず栽培できる多年草です。開発や過度の採取により減少が著しく、絶滅が心配される危急種です。和名を知らない方などに質問形式で「この植物の名前を教えて下さい」と質問するとたいていの方が、「わからん」と言いますが、その後に「絶対に知っています」と言うと「しらん」と言う答えが返ってきます。駄じゃれですが、正解なのが必ず覚えて帰ってくれます。和名は「紫色のラン」の意味からついたものです。昨今のガーデニングブームで日陰にも植物を植えようということで、シェードガーデン(日陰の庭)が取り上げられています。ある雑誌で日陰の植物と題しアンケートを取ったところ、ギボウシやクリスマスローズなどの最近の日陰の花に負けず劣らず支持を得たのがシランで人気の高い集計結果が出たそうです。花が白色のものもあり、シロバナシランと呼ばれ、しばしば観賞用の栽培品も見られます。花言葉は見つかりませんでした。

ラン科・植栽種・花木園