タイサンボク
  中国地方も梅雨入りし、うっとうしい時期になりましたが、雨のよく似合うアジサイも咲き始めています。タイサンボクは北アメリカ原産の高さ10〜20bになる常緑高木です。明治の初めに日本に入ってきて新宿御苑に植栽されたそうです。堂々とした樹形に大輪の純白の花を咲かせ芳香(花からマグノリアの香水が作られる)を発するところから、急速に人気が出て全国に広がり、庭木のほか公園などよく植栽されています。花は深山公園に植栽させれている樹種の中で最大級でとても見ごたえがあります。葉は、今たくさんの実が付いているビワの葉に非常によく似おり、花がついてない時期は、「ビワの木だろう」と間違えられる方もいらっしゃいます。和名は漢字表記で大山木または泰山木と書き、牧野富太郎博士は『牧野日本植物図鑑』で、「その花や葉が壮大なことを賞賛して名づけられたのかもしてない」と書かれています。                     【花言葉】華麗・壮大・高い精神

モクレン科・植栽種・花木園