ヤマモモ
  ヤマモモは高さ十〜十五bになる常緑高木です。日本では、関東地方南部以西の本州、四国、九州、南西諸島の低地や山地にごく普通に生育していて、やせて乾燥した土地にもよく生えていまが、実際は日当たりがよく、風の直接あたらない場所で、やや湿気のある土質を好みます。四月中旬に花を紹介しようと思いましたが、ヤマモモといえばやはり果実と思われる方も多いと思い今回紹介しました。玉野では、玉野灘崎農協女性部さんがヤマモモの果実を収穫し、シロップやジャム、ゼリーなど市の特産品に加工して「みどりの館みやま」などで販売しています。深山公園に植栽されている品種は小粒の果実ですが、果実を中心に植栽するのなら二〜三aほどある大粒の瑞光(ずいこう)という品種をおすすめします。ヤマモモは主幹に直射日光があたると極端に成長が遅れ、弱りますのでせん定を行う場合は、徒長枝やふところ枝などの不要な枝を根元から間引きせん定をし、内部の風通をよくしてください。和名は、山に生え、果実がモモのように食べられることからついています。花言葉は見つかりませんでした。 

ヤマモモ科・植栽種・深山一円