４月２９日に開催しましたチャリティーバザー収益金並びにバザー会場での募金、合計238,715円を山陽新聞社に寄贈しました。

　早いもので、編集後記を書かせて頂くようになって丸２年がたちました。この回でひとまず終わりとなるのですが、年を取るにつれて時の流れが早くなっているような気がします。宮崎県出身の一川誠という心理学者は、時間を性質の違う２つのものととらえる考え方を示しています。１つは我々が日常で使用しており、地球上で定められている時計の指す時間です。もう１つは心の時間です。心の時間とは、 その人が体感している時間のことで、楽しいことに夢中になると短く感じたり、人を待ったり苦しいことが起こっていると長く感じたりするといった感覚的な時間です。つまり人は皆、周りの環境や様々な出来事によって錯覚を起こし、平等で変わることの無い時計の指し示す実際の時間の流れを、長く感じたり短く感じたりすることになるということです。そのことに対して一川さんは、心の時間を頭に入れたうえで、時計の示す実際の時間は、確認と修正のための道具として使うことが「時間」とうまく付き合う知恵であると説いています。無駄に思える時間を少なく過ごすには、自分の思いと周りの環境が大きく影響します。中でも人との出会いと付き合い方は、人生という限りある時間の中で最も大切な事柄です。
　縁あって玉野渋川ライオンズクラブに入会させて頂き、あまり出席していないにもかかわらず、出席した際にはメンバーの方々が温かく迎えてくれます。とてもありがたいと思いますし、恩も感じております。「縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ。」これからは、この思いを忘れることなくメンバーの方々と楽しく、早いと感じる「時間」を過ごしていければと思っています。