5.ゴミの処理

ゴミ処理については郡の廃棄物担当のカトリン・エグナーさんにお話しを伺った。ゴミは第二次大戦後急速に増えゴミの投棄により大気汚染も深刻化していた。

1972年に廃棄物関係法が制定されゴミは管理された埋立地へ捨てられることとなった。その埋立地は日本と同じように汚濁水が下に沁みこまないようにシートを張り、きるだけ細かくして量を少なくし、発生するメタンガスを利用し発電発熱を行う。埋め立ての高さも規定し、必ず緑を植える。その後25年間環境チェックを行うことが義務付けられた。

現在2つの捨て場があり1つがサッカー場10面分ぐらい。2005年には焼却灰のみの埋め立てとなる予定。焼却炉も広域的に新設する。

ゴミの分別については大変厳しい。1番多いゴミは包装ゴミであり全体の60%を占める事がわかり、1991年よりゴミ回収袋を配布し、減量化を図ると共にリサイクルできるものは表示されている。


その表示は「グリーンポイント」と呼ばれリサイクル保証マークで、ライセンス料を製造者が支払ってつけている。消費者側も高くてもそのマークが付いているものを環境のために買う傾向が強い。


ガラス類は3種類(白・茶・緑)に分別されるが、リユースの観点から、ディポジット制度が導入され、買った場所でなくても瓶を持っていけばお金に換えてくれる。
自動販売機は一切無く、街のスーパーでも冷やした飲み物はほとんど売っていない。

リサイクルセンター(民間委託)が設置され市民が持っていけば(家電もOK)無料で引き取ってくれる。但し、その分年間処理料を支払っている。値段の決め方は雑ゴミの量を中心に決定され、35リッターで100ユーロ程度(50・60・120リッターなど)ゴミの回収は市・郡の職員が行う。ゴミ箱は各家庭に無料貸与(生ゴミ・紙・プラスチック・包装材用の4つ)でEUがゴミ箱全部にタイヤを付け替え、高さ90cm、同じ物で中身の容量を変える物に統一した。


集合体では1.1uあたり1回80ユーロ。企業は広さ従業員の数などで決定される。


生ゴミは埋め立てせず回収し(夏は1週間に1回・冬は2週間に1回)ゴミ処理センターにてコンポストおよび発生ガスは発電に利用。生ゴミの中には草木も入れてよい。


家庭用に小さな容器も配布し、自宅でのコンポストを推進している。
又、生ゴミを焼くのはもったいない事で、焼くことによって焼却炉内が低温になりダイオキシン発生の要因となる。

郡の環境局では市民への啓蒙活動の他電話相談室・見学会などを実施。


ゴミの事業は独立採算制にしており余剰金がでたら、翌年料金を安くする。
ゴミは年々少なくなって、リサイクルする量が多くなってきており、市民の環境への意識が高まってきている一方環境教育の徹底が功を奏しているといえる。

 




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